

初心者サーファーがサーフィン前に必ず理解しておかなければならないカレントについて紹介します。
海での事故での多くが、このカレント(潮流)に流されてしまって起きてます。
潮の流れは非常に強く、海に慣れた人でも、この流れに逆らって泳ぐことはとても困難なほど強い流れになります。
そして、このカレントの怖い所は、川などのような水の流れが目で見てすぐ確認できたり、流された瞬間に気づくような流れとは違い、流されている感覚がないまま気が付いた時には、すごい距離を流されてしまっているところなあります。
このカレントは、海には必ずあるものです。
カレントを理解することで、未然に事故を防ぐことも出来ますし、カレントの力を利用して楽に沖に出たりすることも出来るようになります。
・陸の目印を決める
まず海に入る直前に陸での目印を決めておきましょう。建物や電柱など海の沖に出ても確認できるものにしましょう。
沖に出たあとは常に自分の位置を把握できるようにして、どれくらい流されているのかや流れの方向などを常に確認するようにしましょう。
海の中で、自分がどれくらい流されているのかを理解することが大事です。
・潮の流れを把握する
特に波が大きい日や横風の強い日は、カレント(潮流)が発生しやすくなります。そして消波ブロック(テトラ)や堤防の周りには、複雑で強い流れが発生するため、初級者は近づかない様にしましょう。
また、周囲にいるサーファーが波待ちする位置と自分の位置を比較して、沖に流されていないかも確認しましょう。
波が割れていない場所ほど離岸流(沖に向かうカレント)が強いことも覚えておきましょう。
※海で起こる事故の多くは、この「離岸流」に流されて起こる事故です。
カレントは思っている以上に強く、早く流れていることがあります。ほんの数分でかなりの距離を流されてしまうこともあるので、こまめに自分のポジションをチェックするように心がけましょう。
※もし沖に流されてしまったら離岸流に入っている可能性があります。
まずは焦らず落ち着きましょう。(焦ってパニックを起こしてしまうのが一番危険な状態です)
そして流れに逆らって岸に戻ろうとするのではなく、横(岸と平行)にパドリングしてカレントから抜け出しましょう。カレントに逆らって泳いでも、流れが強い場合は体力を消耗するだけです。
上級者の人ほど海に入る前によく海を観察して波の位置やカレントなどのコンディションをしっかりと見定めます。その日のコンディションをみて、初心者には厳しそうなコンディションの場合は無理して入らない事が大切です。
諦める勇気も時には必要になってきます。
自分のレベルに合ったコンディションで楽しく安全にサーフィンライフを送りましょう!


コメント